毎年毎年、雑誌やテレビなどで、見聞きします。
去年は、「み○もん○」さんの番組や、「ドッ○の料理ショー」でも語られるのを見ました。
エ゛〜〜〜〜ッ!(長瀬智也「タイ&ドラ」「マイボス」風)
って感じです。
なんと、9月以降のサンマは、
全部、口先が黄色いのに〜〜〜〜!!!
・・・・・??
って事は、全部脂がのっているということか???
んじゃ、わざわざ言うことじゃ、ね〜ジャン!・・・ねぇ。
ハッキリ言って、間違いではないけれど、ガセです。ガセ!
この話の事の真相は、こうです。
●「口先が黄色くないサンマ」とは?
サンマは、9〜10月に道東から三陸沖で獲られる魚だと思ってますよね。
実は、市場には7月頃から出回ってきています。
試験操業のものが多いんですが、
まだ痩せていて、
「だったら冷凍の方がうまいじゃん。」
という代物です。その割には結構良い値がするんですけどね。
で、
こいつらの口先は、 黄色くなっていない!
と、言うわけです。
サンマは回遊魚で、黒潮に乗って南の方から北上し、
道東沖でたんまり餌を食べて太ってから、南下します。
丁度「カツオ」に似てます。
昔から、6〜7月頃には北上中のサンマが関東沖であがっていました。
こいつらは、これから北上していくサンマで、まだ太っていません。
このようなサンマと比較すると、当然、秋のサンマは太っているわけで、うまい。
で、
この、秋のサンマはお店で見ると一目瞭然、
口先が黄色い!
ゆえに、「口先の黄色いサンマは脂がのっている」
と、言うわけですね。
バカヤロ〜〜〜!!!
口先だけの 役立たずなガセ情報でしたぁ〜。
気をつけましょうね。
でもそれなら「口先が黄色い」=「旨い」は「ガセ」ではなく「当たり前のこと」なのでは?
とりあえず、魚屋さんの店先で使える知識ではなさそうですけどね